こんにちわー!K-5です♪(。・ω・)ノ
当初想像してた以上に反響があり、
続きが気になる!というお声をたくさん頂いているBAKU-Dan物語も、これで完結です!
切腹というお沙汰を言い渡されたとっし伊衛門...
その介錯をすることとなった夏之介...
二人の暑くるしい友情は永遠です...!
どうぞ、最後までお付き合いください。
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斯くして、ついにとっし伊衛門切腹の時がきた。
場所は異例ではあるが、あの戦場「大獅子」の一角じゃ。
ばくだん村みんなの思い入れのある場所じゃからのう。
みなが見守るなか、座したとっし伊衛門に夏之介が近づいた。
「夏之介、頼んだぞ。」
「まかしておけ、とっし伊衛門。
介錯人は本当は3人要るんだが、なに、日頃から宇ヰ記という電子書物で雑学だけは蓄えてきたんじゃ。3人分やってのけてやるわい。」
「...う、うん...後はまかせた...(聞かなきゃよかった...)」
「とっし伊衛門や、最後に言い残すことはあるか?」
村長のひで爺が問うた。
「はい、村長...
わしはこの村で、村のみんなと出会えてほんっとうに良かったと、心底思います。
次の世でも、またこのばくだん村のみんなと一緒に戦をしてえ。」
「そうじゃな、とっし伊衛門。それはきっと叶うに違いなかろう。」
村のみんな、思いは同じじゃった。
「そうじゃ、そうじゃ!また一緒にこの大獅子を駆け回ろうぞ!」
「それまでおめえの愛銃 示威参、きっちりメンテしておくからな!」
「あの世でもしっかり食べて体型維持なさいまし。わたくしの専属バリケなんですからね!」
みなの温かい言葉に、涙で視界がぼやけそうになった。
(一人一人の顔を目に焼き付けておきたいのに...困ったのう...)
と、とっし伊衛門は一度、ぎゅっと目をつむった。
するとその時、
「やっぱりとっし伊衛門はええのう、みんなに好かれて。わし...実はずっと羨ましかったんじゃ。」
夏之介の意外な言葉に、とっし伊衛門は目を開いて振り返った。
「どういうことじゃ?羨ましいと思うておったんは、わしの方じゃ。」
「何を言う。おめえはいつもみんなに構われていじられて、人気者じゃねえだか。
自分を主人公に3日連続ブログに物語書かれとるのがその証拠じゃw」
どうも人間、生きておるうちは、偏ったふうに物事を見てしまうようじゃの。
自分よりも人が良く見える。優れておるように見える。恵まれておるように見える。
じゃが視点を変えて見れば、自分にかて人が羨むような優れたところがあるんじゃ。
それになかなか気付けぬのが人間じゃが、 最後の最後に本当のことが見えて、とっし伊衛門は幸せじゃのう。
「なあんだ、そうじゃったのかあ...あはは、おかしいのう。」
「どうした、とっし伊衛門。最後の食事に、大獅子に自生しとる変なキノコでも食うただか?」
「食べれるやつかな?って思ったことはあったけど!食べませんから!w」
またきゃっきゃうふふを始めようとする二人を村長が制した。
「おめえらいつまでやっとる!はよ腹召さんか!
わしらこの後ここで夜戦するんじゃからな~♪(^ω^)♪」
「そ、村長...まじすか...」
なんとまあ和やかな切腹じゃて。
...ん?切腹の様子?おめえさん、そげなこと詳細に聞きてえだか?
ますます庄屋の娘にそっくりじゃなあ。あの娘もそういう話を目を輝かせて聞いておったもんじゃ。
ほれ、ここに写真が残っておる。見るがよい。
どうじゃ、見事な切腹じゃろう。
侍らしい、勇壮な最期であった。
夏之介も、とっし伊衛門の見立てどおり、見事に介錯をやり遂げた。
仕事中に蓄えた雑学は伊達じゃなかったようじゃの。
...ん?とっし伊衛門の手にあるのは短刀ではなく扇じゃないか、じゃと?(ば、ばれたか...)
これはのう、作法に則った、簡略化された形式での...
...ん?そんなことは知っておる、なぜ実際に腹を切らないのか、このチキン野郎め!じゃと?
お、おめえさん、庄屋の娘の生まれ変わりか?
あの娘がとっし伊衛門をバリケにした時と同じことを言いよるわい...
まあこれが、BAKU-Danに伝わる、むかーしむかしの物語じゃ。
もしかしたら、おめえさんが今一緒にサバゲーしておる仲間の中に、ばくだん村の侍の生まれ変わりがおるかもしれんぞ、ふぉっふぉっふぉっ。
おめえさんも、仲間のことを信頼して、大切にするんじゃぞ。
おしまい。
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いかがでしたでしょう、K-5の妄想劇場σ(*бωб)
妄想かよwwwwwwwww
というお声が聞こえてきそうですが、これが妄想以外のなんだというのでしょう?(開き直り)
書いてて楽しかったです♪(自己満足)
これは昨年12月21日のOGCのクリスマスイベントで、こちらの方のコスプレの小道具である模擬刀をお借りしてNutsとTossyが切腹ごっこをした時の写真を、なんとか活かせないかと編み出したK-5の妄想劇場ですρ(´ε`*)
快く貸してくださった方(あぁまたお名前聞き忘れた...)ありがとうございました♪
左は、ばくだん村の怪力男、万 力太郎さん(友情出演)です。
「切腹ごっこて...なんて不謹慎な...」と思われるかもしれませんが、死に対する日本の文化の一つと考えると、深~いんですよねえ。
しかしまた、私の今年初の投稿が、切腹妄想劇場てwwwどうなのwwww(;´д`)ゞ
とにもかくにも、3日連続長文乱文にお付き合いくださりありがとうございました
こんな感じで、私は今年もゆる~く投稿させて頂きます♪
遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします~(*´ω`)/