こんにちは、401です。
今日は、自分でカスタムされている方々に401customのワンポイント情報です。
カスタムしている時にシム調整もバッチリできているハズなのにピストンとギアのアタリが悪い!
こんな感じで引き始めからピストンのラックギアがチビチビ欠けたり!
最悪の場合こんな感じに引き始めが割れてしまったり!
原因は、様々ですが、401customでは前々からピストンの位置を調整するようになりこのようなトラブルが激減しました。
ピストンの位置?って思うかもしれません!ピストンって動いてるし⁈(^_^;)
何をどのように調整するかと言いますと!
ズバリ!
セクターギアとピストン最後尾のピックアップ歯のかみ合わせ角度!
これを調整する為にピストンの位置が重要です。
セクターギアとピックアップ歯を適切な位置で噛み合うようにする調整をAOE調整と言います。
AOEとは「Angle Of Engagement」の略で、セクターギアとピストン最後尾のピックアップ歯のかみ合わせ角度のこと。この角度が垂直に近いほど、ピストンやギアに無理な力がかからなくなり耐久性が増すといわれています。
具体的に画像で説明します。
シリンダーヘッドとピストンの位置がわかりやすいようにシリンダーを外しています。
ピストン最後尾のピックアップ歯とセクターギア引き始めのかみ合わせ角度がぴったりと合っていません!
シリンダーヘッドにゴムのスペーサーを貼り付けピストンを少し後方へズラします。
ピストンをかさ上げすることも可能ですが、ピストンの重量も増えるし吸排気の穴が塞がれるのでオススメできません!
これで、ピストン最後尾のピックアップ歯とセクターギア引き始めのかみ合わせ角度がぴったり合っています。
このようにAOE調整を適切に行うだけで、ピストン歯の破損を無くすだけではなく
寿命を大幅に伸ばすことが可能です。
ホント!AOEの調整!オススメします。